昭和56年2月に起きた大寒波により標高200mを超えるミカンの樹木が全滅に近いほど枯死。16.5億円を挙げていた販売高が寒凍害後の56年度には11億円に激減しました。
　これを契機に管内の作付けが一変。露地ミカンはスダチや高糖度系ミカンへの転換、また柑橘を含めたイチゴ・蔬菜類の施設栽培へと営農体系が大きく変化しました。逆境を経て平成2年度には18.5億円と過去最高の販売高を挙績、生産農家の減少・高齢化にもかかわらず毎年15〜16億円程度の販売高を堅持しています。

　平成17年6月、選果場新築と同時に総工費5億5千万円をかけて最新鋭選果機を導入。選果・選別精度の能力アップにより徳島特産すだちの更なる品質向上、また「ももイチゴ」に続くマルチ栽培「大福みかん」や「大川原高原ネギ」などのブランド品目を中心として、消費者の立場に立った安心・安全な食の生産に積極的に取り組んでいます。